ＩＣキー錠
ＩＣキー錠とは
ICキー錠とは、キーに埋め込まれたICチップと錠本体との間で情報の受け渡しをし、照合することで解錠する錠前です。多くは非接触で情報をやり取りします。
JRの「Suica」や電子マネーの「Edy」、クレジットカードなどで使われている技術を錠前に応用した物です。
カード型、キーホルダー型などが付属している物が多いですが、鍵に埋め込まれたICチップの規格さえ合えば、鍵の形状は問いません。
また、錠前が対応している規格のICチップが埋め込まれている物であれば、携帯電話やクレジットカードを鍵として登録して使うことも可能です。
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ICとIDは違う
ICとIDの違いはと聞かれることがありますが、本来これらは比較する物ではありません。
IC＝integrated circuit （集積回路）
ID＝identity number （固有番号）
ICチップを内蔵している鍵にもIDをもつものもあります。錠前として大切なのは、固有のIDをいかに安全かつ確実に認識させるのかということです。電子錠などで「ID方式」という製品の場合、鍵から錠へ一方的にIDを送信する方式のものも多く、認証時に鍵から錠にIDを直接送信するためIDが漏洩する危険性があります。
IDを安全に認識させるためには、鍵と錠の間で双方向での高度な暗号通信が必要となり、そのためにICチップを内蔵した鍵での認証作業が必要となります。
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